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副生物の利用が日本の食卓を守る!
  平成18年頃までは、原料のかつおはおよそ100円/kg前後で取引されてきました。その後、平成19年から平成20年にかけてかつおの水揚げの減少により、一時的に価格が高騰したものの、平成21年には100円/kg前後に戻り、落ち着きを取り戻したかに見えました。しかし、2010年からは再び価格が上がり始め、2011年3月には165/kgを記録、そして同年12月には円高にも関わらず198円/kgを記録しました。


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  かつおの魚価の高騰には様々な原因がありますが、最も大きな要因は、世界におけるまぐろ・かつおの需要が増していることです。


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  世界最大のかつおの漁場は、中西部太平洋の熱帯海域で、これら海域では、各国から大型の巻き網漁船が集まり漁を行っています。そして、その多くがタイで加工されています。タイは約60万トンを輸入し、ほとんどを缶詰(いわゆるツナ缶)に加工し、50万トンの缶詰を輸出しています。

  これらの缶詰は、安価なタンパク源として、世界各国で消費されています。タイは、いま世界で最もかつおの集まる国となり、かつおの価格もタイで決まるとまで言われるようになりました。


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かつおの漁獲量が年々増加してくると、中西部太平洋周辺海域の島嶼国は、排他的経済水域内でのマグロ・カツオ漁業許可について条件等を設ける「ナウル協定」を締結しました。

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  これにより、集魚装置の使用禁止や、操業日数の制限がなされるようになり、需要の増加と相まって、魚価に影響が表れるようになりました。

  2011年8月の第7回中西部太平洋まぐろ委員会科学部会(WCPFC-SC)で、かつおの漁獲量は中程度であり、かつお資源は持続的であると判断されていますが、一方でかつお資源の減少を懸念する声も出ており、かつおの漁獲量を増し続けることは、資源保護の観点からも難しいものと思われます。

  かつおの需要が高まる中で漁獲制限が行われれば、当然、かつおの魚価は高騰し、かつお節やその他かつおから作られる様々な製品の価格は上昇します。

  魚価が上がっても、皆様にかつお節やかつお製品を適正な価格で提供し続けるために、かつお副生物の高付加価値化を推進することが私たちの使命と考えています。
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